2007年度文芸専修春季講演会

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勝谷誠彦

コラムニストとしての仕事

7月7日(土)
開場14:40 開演15:00

於 戸山キャンパス34-452

入場無料


テレビ、ラジオでご活躍の勝谷誠彦さんの講演会です。
旅好き、グルメ通としても知られる勝谷さんが
ときに、命がけでさえある取材を通して、それを文章化するということ、
とりわけそれがいかに小説というフィクションに通じるのかといったことを
話してくださる予定です。
しかも、講演時間の半分を皆さんとの質疑応答にあてるという刺激的な形式です。
皆さんも短編集『彼岸まで。』(光文社)を読んで我先に質問しましょう。

◎勝谷さん関連サイト:
勝谷誠彦Website
勝谷誠彦 日本補完計画
勝谷誠彦臨時革命ページ

◎勝谷誠彦経歴:
1960年生まれ。コラムニスト。兵庫県尼崎市出身。吉本興業所属、日本写真家協会会員。灘中学、灘高等学校卒。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。1985年、文藝春秋入社。週刊文春記者としてキャリアをスタート。現在、多数のテレビ出演をこなしつつ小説等の創作にも精力的。小説に『彼岸まで。』(光文社)、「ディアスポラ」(『文學界』、2001年8月号)、「水のゆくえ」(『文學界』、2002年6月号)がある。またグルメから旅、戦争に至るまで、取材を基にした多岐に渡るジャンルの著作がある。


◎勝谷誠彦の仕事:
<スッキリ!!> <ムーブ!> <ピンポン!> <あさパラ!> <たかじんのそこまで言って委員会> <ムハハnoたかじん> <ビートたけしのTVタックル> <朝まで生テレビ!> <サタデースクランブル、Sunday!スクランブル> <爆笑問題&日本国民のセンセイ教えて下さい!> <太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。> <サンデージャポン> <ウェークアップ!ぷらす> <平成教育委員会> <やじうまプラス> <ザ!情報ツウ> <トゥナイト2> <PRE★STAGE> <ビッグトゥデイ ストリーム> <勝谷誠彦の志ジャーナル> <チャレンジ梶原放送局> <合格いっぽん道> 『ニュースバカ一代』 『色街を呑む!―日本列島レトロ紀行』 『色街を呑む!―日本列島やりつくし紀行』 『今宵もとことん、食う!呑む!叫ぶ!一夜一殺、魂の食べ手 勝谷誠彦の行きつけの店』 『イケ麺!』 『ベトナムへ行こう』 『バカとの闘い』 『帰ってきたバカとの闘い』 『にっぽん蔵々紀行』 『続・にっぽん蔵々紀行』 『イラク生残記』 『電脳血風録』 『勝谷誠彦の地列車大作戦』 『いつか旅するひとへ』 『旅。ときどき戦争―湾岸から南極まで』 『にっぽん蔵元名人記―美酒を生み出す人と技』 『旅の達人が教えるちょっとわがまま海外旅行』 『失業論文―浪人記者ノート』 『彼岸まで。』 『これ食べ!』 『世界がもし全部アメリカになったら』 『不肖・宮嶋南極観測隊ニ同行ス』 『鳥頭紀行―ジャングル編』 『鳥頭紀行 ジャングル編―どこへ行っても三歩で忘れる』 『破壊者―日本を壊す9人と私』 『1.5流が日本を救う』 『クリスタリン―熊川哲也写真集』 『アジアいかされまくり』 『リゾートいかされまくり』 「水のゆくえ」 「ディアスポラ」 「天国のいちばん底」 ≪フライデー≫ ≪週刊文春≫ ≪SPA!≫ ≪WiLL≫ ≪日経パソコン≫  ≪日経マスターズ≫ ≪女性自身≫ ≪小説宝石≫ ≪小説non≫ ≪週刊宝島≫ ≪DIAS≫ ≪SIGHT≫ 日本写真家協会会員


◎『彼岸まで。』のこと
勝谷さんが初めて一冊の書物としてまとめた珠玉の短編集。
この本の最初の短編である「ママ。」や表題作である「彼岸まで。」など
死を目の当たりにした「私」の内面を克明に描写した作品や
球団買収問題をヒントにした「ナニワ金鉄道」といった時事小説など
やはり著者ご自身の八面六臂、ほとんど神出鬼没とも言えるご活躍に相応しく
多彩な表情を持った短編集となっております。
けれど、普段のテレビやラジオで知っている辛らつな口調とは違い
そのどれもがクールでありながら繊細な筆致で記されており、
叙情性あふれる一冊なのです。
特に、「彼岸まで。」は読めば熱いものがこみ上げてきます。
戦時下のイラクを共に取材した橋田さんと小川さんの死の報に接した
「私」の内面の揺らぎは
自身も銃撃されて九死に一生を得た経験があるだけに
なおのこと圧倒的なリアリティーで読む者にせまってきます。
「ナニワ金鉄道」は時事問題をヒントにして編まれた小説ながら
プロ野球ファンにとってまさに「夢」のような痛快な作品ですし
「遠い墜落」は御巣鷹山の日航ジャンボ墜落事故を巡って
運命の襞に飲み込まれ続ける人間模様といったシリアスなテーマを
扱った作品、
そして最後の「平壌で朝食を。」で実はこの短編集が単なる短篇の寄せ集めではなく、
計算された、しかもスケールのでっかい一冊だと知らされることになります。
その上、
文芸専修の在籍する人にとって
別の問題として特筆すべきは
著者ご自身が小説を書くということはどういうことなのか
そしてまた小説を書くことの難しさを時折吐露しているという、
言わばメタ小説、反省する小説でもあるというところです。
これから物書きになろうと志す人にとっては
そういう意味でも生々しくて示唆深いお話が聞けたり
意見の交換ができたりするわけです。
うーむ、これは講演会に参加しない手はないな。

(*)専修室に、『彼岸まで。』のみならず、『旅の達人が教えるちょっとわがまま海外旅行』(王様文庫、三笠書房)、『旅、ときどき戦争 湾岸から南極まで』(KKベストセラーズ)、『今夜もとことん、食う!呑む!叫ぶ! 一夜一殺魂の食べ手 勝谷誠彦の行きつけの店』(ダイヤモンド社)をそろえました。
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by waseda-bungei | 2007-06-30 16:47 | 講演会