別冊早稲田文学③のこと

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早稲田文学アーカイブ集第三弾!

別冊早稲田文学③


早稲田文学会から届いております。
三年生以上の文芸専修の学生は
専修室(33-2号館3階)まで取りに来て下さい。
相変わらず錚々たる顔ぶれ、
今まで読む機会に恵まれなかった作家たちを読んで
新たな発見をするのにちょうどよいアンソロジーです。



★童話作家以前の象徴派っぽい雰囲気、小川未明「薔薇と巫女」

★大正時代に既にこんなのあったのか!
暴走するメタフィクション、相馬泰三「卒倒」

★風貌よろしく、なんだか牛のよだれで愛撫されるような文体、室生犀星「鞠」

★ロシアか日本か、
揺れ動く樺太の中央高地に暮らす赤貧の姉弟の翻弄があまりに痛切、
宮内寒彌「中央高地」

★そりゃ、この人、モテる、しゃーない、壇一雄「帰心」

★そして誰も居なくなる、戦時中の都市を淡々と描いた、上林暁「風前の灯」

★ファルスとしての戦争をあぶりだす傑作短篇、火野葦平「碑と旗」

★なにかがとぐろを巻いて待ち構えているよう
あまりに不穏な、中井英夫「死者の誘い」


★そして
2007年度の卒論から
最も素晴らしかった作品
山田洋久「キング・クリムゾンの宮殿」


などなど
主なものを挙げてみました。
個人的にはとりわけ
宮内寒彌「中央高地」と火野葦平「碑と旗」を読んで
椅子から転げ落ちました。


皆さん、読みましょう。
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by waseda-bungei | 2008-04-22 14:08 |