『ドゥルーズキーワード89』


『ドゥルーズキーワード89』
芳川泰久・堀千晶著
せりか書房


d0033545_17205465.jpg


文芸専修でもお馴染みの芳川先生が
仏文科の堀氏と共著でいい本を出版されました。
いいですよ、これ。
入門書として
頭から尻尾まで順々に読むも良し
ドゥルーズ辞典として活用するも良し
解説のみならず、
もちろん出典の明記とともに豊富な引用もあるので
読み終われば
否が応でも逃走線が引かれています。

「リゾームについて、ドゥルーズとガタリが「たぶんリゾームの最も重要な性質のひとつは、常に多数の入口を持つことだ」と書いているのを反芻したとき、そうしたどこからでも入ることができ、どこへでも思考の逃走線を引くことができ、そうした線の多様な軌跡じたいがひとつのリゾームとなり、そしてそのリゾームが思考の逃走線を引く人によって絶えず異なるものとして生まれてくるような、そんな書物を夢想したのだった」

はしがきにあたる「この本を手にとる人に」という文章の冒頭からの引用ですが、
これはそんな書物です。
専修室にも一冊あります。 
[PR]
by waseda-bungei | 2008-10-14 17:23 |