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行ってきました『ボブ・ディランの頭のなか』の試写会 (野崎六助先生)

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こんなにこんなに待ちこがれた映画は近来なかった。その日が待ち遠しくて待ち遠しくて、指折り数えるなんてことまで……。

一年以上前だったんだな。この作品の話を聞いて、じっさいに観たやつの失望まじりの感想も確かめて、こりゃゼッテー日本公開はネーよなと諦めたのは。2004年1月1日の日記に、そう書いてあった。

ところがところが。
観ると聴くとでは大違いというのはこのことだ。
タイトルがスクリーンに映ったとたんにガンときた。「アメリカの裏庭」南米某国の猥雑なスラムの映像に、ラジオ伝道師のがなり声(フレーズは明らかにディランの詩だ)がかぶさり、そして真心ブラザーズの「マイ・バック・ペイジ」が流れてくるともう、ガンガンガンときたね。

この男は、映画を使って新曲を発表したのだ。

『ボブ・ディランの頭のなか マスクド・アンド・アノニマス』は7月23日より、渋谷シネパレスでレイトロードショー公開の予定。

参考サイト:
Masked and Anonymous 公式サイト (英語)
ボブ・ディランのあらましな40年間 (Sony Music)
LOVE minus ZERO / no Limit 野崎六助ホームページ
LOVE minus ZERO 野崎六助ホームページ別館

コメント:ボブ・ディランのベスト盤が専修室にあります。(助手・辻村永樹)

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by waseda-bungei | 2005-05-19 13:11 | 映画

追悼 平岡篤頼先生 (助手・辻村永樹)

早稲田大学名誉教授で文芸専修の初代主任でもあった平岡篤頼先生が、5月18日にご逝去されました。ここに追悼の意を表するとともに、先生のご冥福をおいのりいたします。

先生は近現代フランス文学がご専門で、とくにヌーボー・ロマンをはやくから日本に紹介したひとりでした。その方面の翻訳に、アラン・ロブ=グリエ「迷路のなかで」「快楽の漸進的横滑り」、マルグリット・デュラス「ロル・V・シュタインの歓喜」、クロード・シモン「路面電車」「フランドルへの道」などがあります。「フランドルへの道」の翻訳でクローデル賞を受賞されています。

また、小説家としても活躍されていました。「消えた煙突」「赤い罌粟の花」は芥川賞の候補にもなりました。

そのほかのご著書に、「変容と試行」「文学の動機」(河出書房新社)、「パリふたたび」(小沢書店)などがあります。この3冊は文芸専修室においてあります。

参考:
文芸専修卒業生、コラムニスト勝谷誠彦氏の日記サイト『勝谷誠彦の××な日々。』より2005年05月19日

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by waseda-bungei | 2005-05-19 12:15 | ひと

古書 往来座 (多岐祐介先生)

雑司ヶ谷(明治通り沿い、池袋駅から5分)に、「古書 往来座」という古本屋があります。

ご主人も、奥さんも、二文表芸の卒業生(2001年卒)で、若き読書人たちの溜り場になりつつあります。ご主人がいるとき、「早稲田の文学部生です」と言うと、マケてくれます。きっと。

青山南先生も、お姿を見せられました。

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コメント:「鬼子母神」の鬼の字に、つのがないのに気がつきましたか。この地名のもとになったインドの女神、訶梨帝母は、はじめは子供をとって食べる鬼でしたが、お釈迦さまに諭されて改心して神さまになったので、雑司ヶ谷の鬼子母神にはつのを書かないのだそうです。(助手・辻村永樹)
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by waseda-bungei | 2005-05-14 03:38 | おみせ

「群像」最新号 (青山南先生)

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「群像」の2005年6月号に、星野智幸先生と角田光代さんの愉快な対談がのっています。

話題は、始めから終わりまで、文芸専修のことで、タイトルは 「小説は学べるか? 教えられるか?」。星野先生と角田さんはほぼ同期の文芸専修の出身です。

星野:角田さんは何しろ小説家になろうと思っていらして、早稲田を選んだのはそのためなんですよね。
角田:そうです。そこに行けば小説家になれるんだろうと思って行ったんです。
星野:実際そうでしたか?
角田:なれましたねえ。
星野:それはすごい(笑)。


「群像」は文芸専修室にありますから、読みに来て、ぜひぜひ、小説家になる秘訣(?)を知ってください。

対談のなかで角田さんが言及している「ある書店のPR誌」は紀伊国屋書店刊の「アイ・フィール読書風景」で、「特集 ライターズワークショップへようこそ」はここで全文が読めます。ぼくもおしゃべりしてますが、星野先生も宮沢章夫先生も原稿を寄せていらっしゃいます。

参考サイト:
WEB本の雑誌/作家の読書道:角田光代
星野智幸アーカイヴス

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by waseda-bungei | 2005-05-08 11:36 | ことば

シェイクスピア映画 (梅宮創造先生)

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ソ連の白黒映画、グリゴリー・コジンツェフ監督の『ハムレット』 (1964) をビデオで観たが、あまり感心しなかった。前から気になっていた映画なので、一度見て、やっと宿題を終えたような気分だ。

これよりもやはりケネス・ブラナーがいい。憂鬱にして剽軽、無気力にして情熱家、深刻の底に沈むかと思えば、たちまち朗らかな狂人になり変る。ケネス・ブラナー監督・主演の『ハムレット』 (1996) は実に見ごたえがある。

ついでながら、もう一つお勧めはトレヴァー・ナン監督の『十二夜』 (1996)。この二つのビデオを観ただけで、もうシェイクスピアの毒もたっぷり廻るはずだ。

参考:梅宮先生が過去に執筆されたエッセイ (『ぷりいず』 2000年4月号)

コメント:コジンツェフ監督の「ハムレット」のDVDが専修室にあります。(助手・辻村永樹)

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by waseda-bungei | 2005-05-06 18:21 | 映画