21世紀バッハ 東京バロック・スコラーズ 第4回演奏会


21世紀バッハ 東京バロック・スコラーズ 第4回演奏会

ヨハネ受難曲

指揮:三澤 洋史


2009年3月8日(日)
開演15時
開場14時15分

於:杉並公会堂大ホール

S席4500円 A席3500円 P席1000円


今回は
大作の
『ヨハネ受難曲』
です(指揮者の三澤さんによる解説付き[14時30分~])。
これは一回は生で聞いておいたほうがいい名曲です。
一回聞けば、また生で聞きたくなる名曲です。
聖ヨハネ伝をじっくり読んで聞きに行こう。

http://misawa-de-bach.com/

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# by waseda-bungei | 2009-01-13 13:46 | 音楽

マリー・ンディアイ講演会 『心ふさがれて』をめぐって

仏文主催ですが
通訳付きなのでご案内します。

マリー・ンディアイ講演会
『心ふさがれて』をめぐって


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10月28日(火)18:00ー
33−2号館 第一会議室


つい最近、笠間直穂子さんの訳で出版された『心ふさがれ』について
ンディアイさん本人がお話をしてくれるそうです。
日本ではまだあまり知られていないかもしれませんが
本国フランスでは大物と言ってもいいかもしれません。
日本でもぞくぞく彼女の翻訳が予定されているとのこと
今のうちに注目しておきましょう。
堀江先生も
ノーベル賞をとったばかりのル・クレジオも
注目している作家です。
専修室に一冊『心ふさがれて』を購入しておきました。
なお、専修室にあるもので言うと、
『すばる』、2007年12月号にて
小野正嗣訳「大統領の日」という短編とインタビュー記事が読めます。 
興味のある方はどうぞ。
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# by waseda-bungei | 2008-10-25 19:22 | 講演会

こころときめく本3つ

「ところで小関氏の本に採録されたカタログの貴重なカラー図版を眺めているうち、私は以前から引っかかっていたある疑問にひとつの回答を得ることができた。」

「『トトロ』の冒頭は、かつての引っ越しが荷崩れや転倒の恐怖と闘いつつ野の風を全身に浴びて進む一種の冒険にほかならず、三輪トラックの機動性はそうした冒険心を揺さぶる最良の要素だったと納得させてくれもする。何しろ娘たちは父親の仕事机の下に隠れて移動秘密基地みたいな空間にもう入り込んでおり、マックロクロスケだのトトロだのが出てくる家に住み着くまえから、三輪トラックの魔法にかかっているわけなのだ。村を走るボンネットバスはしっかりした四輪だし、(...)猫バスときたら脚は十二本もある。そんななかにあって、ふらついてはいるけれど奇妙な人間臭さを漂わせ、同時にむこう側の世界へ、楠の根元の大穴へ通じていそうな軽やかさをまとった三輪自動車に≪回送電車≫の遠い親類を見出して、私はいまささやかな幸福に浸っている。」

堀江先生の『回送電車』(新潮文庫)にある、
『トトロ』の、ややこしくない神話作用とでも言うべき「引っ越しについて」を読んで
この「小関氏の本」が見てみたいと専修室に配架させてもらいました。


『国産三輪自動車の記録。』
小関和夫
三樹書房
2002年。

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ついでに配架したもの二冊。

『発掘カラー写真
続昭和30年代バス黄金時代』
写真 満田新一郎
文 三好好三・福川博英
JTBパブリッシング
2006年。

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『発掘カラー写真 
昭和40年代バスロマン時代』
写真 満田新一郎
文 三好好三・福川博英
JTBパブリッシング
2006年。

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これら三冊、どんなに淀んだ瞳も、見ればきっと輝くにちがいない、そんな本です。
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# by waseda-bungei | 2008-10-15 13:30 |

『ドゥルーズキーワード89』


『ドゥルーズキーワード89』
芳川泰久・堀千晶著
せりか書房


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文芸専修でもお馴染みの芳川先生が
仏文科の堀氏と共著でいい本を出版されました。
いいですよ、これ。
入門書として
頭から尻尾まで順々に読むも良し
ドゥルーズ辞典として活用するも良し
解説のみならず、
もちろん出典の明記とともに豊富な引用もあるので
読み終われば
否が応でも逃走線が引かれています。

「リゾームについて、ドゥルーズとガタリが「たぶんリゾームの最も重要な性質のひとつは、常に多数の入口を持つことだ」と書いているのを反芻したとき、そうしたどこからでも入ることができ、どこへでも思考の逃走線を引くことができ、そうした線の多様な軌跡じたいがひとつのリゾームとなり、そしてそのリゾームが思考の逃走線を引く人によって絶えず異なるものとして生まれてくるような、そんな書物を夢想したのだった」

はしがきにあたる「この本を手にとる人に」という文章の冒頭からの引用ですが、
これはそんな書物です。
専修室にも一冊あります。 
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# by waseda-bungei | 2008-10-14 17:23 |

WB vol.14


WB vol.14

出ました。

今回の対談は 川上未映子×内田春菊、

そして今回の
「現代作家が選ぶ世界の名作」は
町田康。
中島らもの『近くて遠い町』が選ばれています。

また青木純一×倉数茂
往復書簡
「アモイで、考えてみた」が新連載となりました。


あいかわらずパンチの効いた号ですが
今回は、

早稲田文学新人賞(〆 2009年1月10日)の選考委員が発表されています。

委員は東浩紀氏です。


「文芸誌の新人賞は、選考委員が入れ替わっても、雑誌が違っても、わりと似通った基準での選別と排除のシステムになりやすいとは思います。
そんな中で今回、(…)ぼくが新人賞を選ばせてもらうことは、少なくとも一個べつのオプションがつくれるという意味でよいことだと思います。」


と、今回どんな作品が選ばれるのかという読者のなおさらの期待感を
ご本人が端的におっしゃっています。


われこそはという人は
どしどし応募しましょう。
WB vol14 は専修室にあります。
比較的直ぐになくなるのでお早めに。

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# by waseda-bungei | 2008-10-07 13:10 | 特集

永田耕衣という人がいた。

その昔、永田耕衣(1900-1997)(顔写真等)というおじいちゃんが神戸にいた。
社会的には三菱製紙高砂工場の部長という
ごくありがちな肩書きではあるのだけれど
最晩年においてもなお、「人間、革命心がないとあかんね」と
どこかのインタビューで応えていたのを見るように
根源俳句と呼ばれる、野太くて、でも禅の体験に裏付けられた奥の深い作品を
たくさん残した典型的な大器晩成型で孤高の俳諧師でした。
1995年の阪神淡路大震災の瞬間は
家の中で最も被害を受けにくいとされる
自宅の便所でいきんでいたおかげで
助かったという強運のおじいちゃんでした。
ウィキにも載っていないことだし
この伝説の俳諧師の作品を
いくつか紹介しておきましょう。

例えば、

炎天や十一歩中放屁七つ

第一義脱糞迫る観の秋

老松も女体級なり秋の風

生は死の痕跡吹くは春の風

物質人物質人ト花見カナ


舞踏神、大野一雄翁狼頌より三句

生還の生還の舞踏神真春(まはる)

空(くう)を抱き空に抱くなり指舞踏

指*空を脱去(だっこ)し纏(ま)くよエロチシズム




こんなチャーミングなものも。

恋猫の恋する猫で押し通す
 
白牡丹やな俺(わい)死んだんと違うんやな
 


しかし、耕衣と言えば、この句。


少年や六十年後の春の如し 


最後にその真髄を。

「只ひとつ思う事は、俳句精神の要処は諧謔である。諧謔の極致は卑属高邁な「茶化し」の品位にあろう、ということだ。その真意は、「茶化し」の秀れた機能を、「自他を空ずる」境に私自身置いているところにある。その一句によって、自他が一瞬でもいい、空じられて虚空的に解消し、いわば無心の法悦、その快感に恵まれて「救済」されること。この一事を、私は「今日ばかり」の生最高のユメとしているのである。」 (『永田耕衣句集集成 而今』、1985年、沖積社、431頁。)

耕衣の晩年については
城山三郎、『部長の大晩年』という伝記小説があります。

専修室には以下の4冊があります。
『永田耕衣句集集成 而今』、1985年、沖積社。
『句集 狂機』、沖積社、1993年。
『永田耕衣 自選三百句』、春陽堂、1993年。
『驢鳴集』、邑書林、1997年。

とりわけ
『而今』は詳細な経歴や出版の経緯、
補遺には、大岡信、高柳重信、塚本邦雄、種村季弘等々の重鎮の文章が掲載されているという充実振りです。
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# by waseda-bungei | 2008-07-25 15:13 |

すごい講演会のお知らせ


7月5日の土曜日、
早稲田大学小野記念講堂にて表象文化論学会第3回大会が開催されます。
第一部は東浩紀氏(批評家)・古井由吉氏(小説家)と
本学で教鞭をとられる堀江敏幸先生の鼎談を、
芳川泰久先生が司会されるシンポジウムとなります。

第二部は
小説家・ミュージシャンの川上未映子氏
坂本弘道氏のチェロ
清水一登氏のピアノによるライブ形式のパフォーマンスが上演されます。


なお、当日は整理券配布が予定されています。
入場無料。

表象文化論学会第3回大会

2008年7月5日(土)・6日(日)

早稲田大学・小野梓記念講堂(5日)/東京大学・駒場キャンパス(6日)

■7月5日(土)早稲田大学・小野梓記念講堂(早稲田キャンパス・27号館)

14:00−16:00 第一部:シンポジウム「文学と表象のクリティカル・ポイント」
【パネリスト】東浩紀・堀江敏幸・古井由吉
【司会】芳川泰久  

16:30−17:30 第二部:「かろうじて夏の夜の幻想」
川上未映子・坂本弘道・清水一登



詳しくは専修室前のチラシをご覧下さい。
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# by waseda-bungei | 2008-07-01 12:38 | 講演会

TBS・講談社 第2回ドラマ原作大賞 応募者向け説明会

TBS・講談社 第2回ドラマ原作大賞
なるものがありますが、
今回の告知は
この賞に応募してみようという人のための説明会に関してです。

日時:7月1日(火)19:30~21:00

場所:赤坂サカス展示テラス「赤坂ギャラリー」

定員:100名

ということで
参加登録方法は
メールにて 名前 住所 連絡先電話番号 を明記の上
6月16日(月)24時 までに
support@d-gensaku.jp に送信してください。
当選発表は 6月17日(火) 中にメールで連絡が来るそうです。
また、一通のメールにつき一名の参加となります。

内容は
・書籍編集者×プロデューサー対談
・第一回大賞(『被取締役(とりしまられやく) 新入社員』)受賞者の安藤祐介さんによるゲストトーク
・企画の説明、応募要項、質疑応答
となっております。
われこそはという人は是非参加を。
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# by waseda-bungei | 2008-06-04 17:01 | その他

書評サイトをひとつ

書評サイトをひとつ、
Wikiの「書評」の項目でも取り上げられていないものを見つけたので
紹介しておきます。

BookJapan

取り上げられる本もさることながら
書評そのものを本のようにして読めるというレイアウトも素敵です。
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# by waseda-bungei | 2008-05-28 14:45 |

青年よ大著を抱け



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考える人
特集 海外の長編小説ベスト100

2008年春号


今回の≪考える人≫にて
「大アンケート 私の「海外の長編小説ベスト100」」
という企画が行われています。
回答者が今の日本を代表する文化人総動員といった様子で
そうなると
もちろん文芸専修、文芸・ジャーナリズム論系の先生方も百花繚乱、
お答えになっています。
どの先生の答えも興味深いのですが、
共通して言えるのは
なんだかそれぞれの先生方の青春時代が透けて見えるぞ、ということです。
若い頃に読んだ分厚い本は
強烈な印象をのこすものなんだなぁというのがよく分かります。

さらに
このアンケートをふまえ、
「検証座談会」という鼎談が行われていて、
参加者は加藤典洋、豊崎由美、そして青山南、となっております。
しかもばっちり顔写真付き。
専修室に一冊、用意致しました。
興味のある方はどうぞ。
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# by waseda-bungei | 2008-05-26 14:33 |